連続テレビ小説「おかえりモネ」はいよいよ終盤を迎えています。
本日は、もう牡蠣養殖は辞めるという父に対して、銀行で支店長から本店努めに内示が出た息子(主人公モネの父)が銀行を辞めて家業を継ぎたい。と親子の対峙を丁寧に描いていました。
結局、息子が家族全員の前で土下座をして「家業をやらせてください」と頭を下げ、ただ家業をつぶしたくないという責任感とかだけでなく、純粋にやってみたいと言って、最後は父親が折れてくれました。
農業の多くの家族を見ていて、父と息子が本音を話し合うことは、なかなかなく
口を効かない。中には、親と子で別々に確定申告しているという家もあります。
近い家族だからこそ、本音を言ってぶつかることを恐れ、先延ばしにしていることが多いと感じています。
以前、事業承継した夫婦が、夫婦で土下座をして父に退いてもらった。と話しており、結果
非常にいい経営をされており、父親も協力して作業を手伝ってくれているそうです。
同ドラマの中で、東京に出ていった主人公のモネが実家に帰る前に、次女に対して「実家に帰ってもいいか?」
と相談したときに、妹から「なんで私にお伺いをたてるの?いやだと言ったら辞めるのか?」との回答に
「一度出ていって妹に背負わせたのだから当たり前。もし、いやだと言われた帰らない」と筋を通しており、立派だと感じました。
親子や兄弟など近いからこそ、普段はいいけれど、家を継ぐとか、家を出ていく、戻るなどの大事なときに
きちんと筋を通す。断りを入れる。本音で話す。
先日は、今後の事業を考える家族間ミーティングの際に、突然息子兄弟から父親に「社長を変わってほしい」と
突然の発言。事前に聞いていなかったので、自分も驚きましたが、非常にいい機会だと思い
本音で思っていることを話合ってもらいました。
結局、3年後に事業承継を目標に、これから計画を立てて支援していくことになりましたが、
本音を語った後に、両社ともより家業をよくしたいという想いが強くなり、仕事にがんばっています。
さて、先週の活動記録です。内容の深い支援が多く、深夜までの資料作成と緊張感のある1週間でした。
・バンクミーティング
・金融機関への相談同行
・勉強会個別面談
・顧問先月次ミーティング