この時期は、申告が終わり、前年の数字が出ているので
すぐに振り返りをしてほしいです。
数字が見える勉強会の生徒さんは、すぐに部門別損益をだして面談している方もいます。
損益と貸借をエクセルに入力し、前年と比較します。
損益計算書からは、売上高の金額だけでなく、収量と単価の前年比
材料費、労務費、減価償却費、動力光熱費、修繕費など気になる経費をチェックします。
昨年より少し利益が増えている農家さんも多い傾向がありますが
一昨年の収入保険、コロナ給付金、燃料対策の補助金、肥料高騰対策の補助金等
雑収入に助けられた部分も多いように思います。
ですので、エクセル上で臨時収入分を差し引くと、マイナスになるかたもいます。
一昨年の米価下落から戻っていない証であり、臨時の雑収入がない本年
修正した損益を見てもらい、さらに気を引き締めないといけないと感じてもらっております。
次に、期首と期末の貸借からCF計算書を作成して
営業CFが、投資CFと財務CFをまかなえているか?
どんな資金繰りをしたか?振り返ります。
前年のCFを元に、本年の予測CFを確認します。
一昨年の米価下落やコロナの借入金の返済が本年からスタートする方も多く
本年のCF予測で、増加する借入金の返済をまかなうためにいくら営業CFを稼ぐ必要があるか?
今の時点で把握しておくことが大事です。
そのために、本年の目標、取り組み、不足時の対策を夫婦で共有して
事前に話し合うことが大事です。
こんな流れで、決算後の面談をあちこちでしている毎日です。
ニューホランドのトラクター。130馬力。これだけかっこいいとだ男性陣が購入したくなる気持ちも分かりますが、減価償却と修繕費の負担が課題です。