下の写真は、
仲卸の規模と売上総利益率の記事です(農経新聞社 2020/9/13)
売上規模 売上総利益率
仲卸規模 1億未満 19.1%
1~3億 17.5%
3~5億 15.2%
5~7億 12.9%
7~10億 11.9%
30億以上 12.9%
分析してみますと、売上規模が小さい仲卸は
業務関係とか八百屋さんへの販売が多いため利益率を多くとっています。
19~15%
規模が大きくなると利益率が減るのは、
量販店への対応の比率が増えてくるからだと思います。
大手規模にならない7~10億の規模は、
最も利益率で苦戦している規模といえます。
量販店で利益率が低いのは、バイイングパワーと店までの配送費
センターフィー、リベート等のコストが増えてくるからです。
利益率が高い八百屋さん等は、取り扱い量が少ないので、
率はよくても粗利益額を稼ぐのは大変です。
そのため、どちらにせよ販管費を補うためには大変で、
1億未満の仲卸は営業利益がマイナスとなり、1億以上もぎりぎりの利益率です。
これから多くの仲卸は経営を維持していくことが大変です。
朝は2時ごろから終わりは量販店の受発注を確認していると夕方になることも。
日曜日も夕方から出勤したり、携帯電話がなりっぱなしで、本当に大変な仕事です。
現在、数社ですが地方の中央卸売市場の営業スキルアップや
地方市場の営業社員の業務改善をテーマにコンサルをしています。
20年どっぷりつかった業界ですので、この仕事の大変さは分かりますが、担当者に権限があり自由があること、この業界ならではの生産者や取引先との深い信頼関係が築けるなどこの仕事ならではの魅力もあります。
一方で上述のとおり、大変な労働時間と零細の経営の存続と問題も山積み。
そこで働く社員は、不愛想ながらもまじめに働き、日々の商売に対して
皆一生懸命です。
地方の卸売市場の地位があがり、いい職場にすることも自分の支援テーマです。
では、今週の振り返りです。
1.9/14月曜日
AM 卸売営業社員とのZOOM面談
PM 石巻で法人化の相談
夜 顧問先と月次のZOOMミーティング
2.9/15火曜日
AM 石巻で法人化の相談
昼 顧問先の農の雇用の月次の研修確認
3.9/16水曜日
内勤
4.9/17木曜日
PM 山形県最上地方 金融機関にて事業計画の説明
5.9/18金曜日
AM 宮城県経営相談所戦略会議
PM 仙台オフィスにて内勤
6.9/19土曜日
内勤
7.9/20日曜日
お休み
白菜とブロッコリーの苗を植えました。
終日庭の手入れ作業でした。
庭の周辺の竹やぶには毎晩イノシシが出現。庭にも侵入してきます。