経営改善の切り口としては、①収量の改善、②原価計算と経費、販売価格の見直し、③流通の見直し、④品目転換、⑤投資による生産効率の改善 などがあります。
これらをヒアリングしながら、課題の優先順位をつけ、改善する項目、責任者、いつまでにやることを共有しながら収支計画、人員計画、投資計画、資金繰り計画などを作成していきます。
時に、先に収支計画を作成してから課題を整理していくこともあります。
先週のブログでも触れましたが、こうしたプロセスを踏むことなく、繁忙期に突入し家族、役員、スタッフの共有がないまま、生産の段取りについてのみ一方的に伝達している農場が多いのです。
理想は、毎シーズンの経営改善のポイントと数字の関連を全員で共有することが大事になります。
ある顧問先では、役員のみで私が作成した事業管理表をたたき台に毎月ミーティングするのですが、終わった後に社長がきちんと社員とも数字を共有していることが分かりました。この社長は、若くしてご苦労もされ、大規模な経営に挑戦しているのですが、さすがだと思います。
役員と社員をまとめるにはどうしたらいいか?常に考えているからこそ、すぐに行動に移せるのだと思います。自分も作成した数字をその場だけでなく、その後に活用していただけると自分のモチベーションも上がります。
「数字」と「共有」は2つがセットになって経営改善につながります。
逆にいうと、この数字と共有がないと、いくら上記の経営改善を取り組んでも、結果に結びつきません。この数字と共有を進めることが自分の価値であると考えています。
それでは、今週の振り返りです。
1.6/29 月曜日
PM ZOOMにて顧問先の社員ミーティング
2.6/30 火曜日
PM 市場関係 新規顧客のヒアリング
3. 7/1 水曜日
PM 施設園芸 ZOOMにて月次進捗会議
4. 7/2 木曜日
終日 山形県最上地区 施設園芸の事業計画作成
5. 7/3 金曜日
内勤
6. 7/4 土曜日
AM 太白区まちづくり評価委員
7. 7/5 日曜日
自宅にて梅とブルーベリーの収穫
久しぶりにお客さんを呼んで、みんなで収穫作業
いい時間を過ごせました。