今回のコロナで飲食店、旅館業は、本当に大変な打撃を受けていると思います。
そんな中でも、小さな家族、個人経営は、しなやかに乗り切っているところがあります。
自宅の前には、5年ほど前に仙台から引っ越してこられて、小さなカフェを営んでおられます。
また、仙台の事務所の下の階には、小さな小料理屋を先月にオープンされています。
共通しているのは、
・設備投資を最小に抑えている小さいお店なので家賃が低い
・または住居兼務なので家賃が0円
・雇用していない。自分たちでやれる範囲で客数を絞っている。
・少数でも自分の店のファンを作っている。客単価は高めで安売りはしない
・広告宣伝費をかけない
今回のような危機に強いのは、変動費や固定費が少なく
特定のファンをもつ小さくしなやかな経営です。
しかし、平時になれば、やはり強いのは大手で資本があり
安く売れる仕組みを作れる大企業かもしれません。
どちらがいい悪いではなく、これは生き方の違いかと思います。
農業は、規模拡大、法人化、最新の施設栽培など
大きく目指すところと小さくしなやかな経営を目指すか別れつつあり、
その間で、皆さん悩んでおられます。
今回のコロナでは、大規模か小規模か答えは一つだけでないこと
を教えてくれたと思います。
今週の振り返りです。
・果樹農業法人 次年度の採用までにやるべきこと整理
・酪農 社員の評価基準、評価表の作成
・施設園芸 事業計画作成
・宮城県経営戦略会議
写真は、2週間前の庄内道中にて