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日本企業が失われた30年で何がいけなかったのか?

先日の新聞記事で、経営を専門とする野中郁次郎先生が

日本企業は失われた30年で何がいけなかったのか?

という論説記事を読みました。

・PDCAが、PdCaになっており、計画を作る人、管理する人ばかりが偉くなった

・コンプライアンスを理由に、顧客のためにする実行が薄れ野性味がなくなった

・仕事を個人の暗黙知から会社の共有にする、そして会社で成長した共有知を個人に還元すること

 これができていない

・計画ばかりになり、自分たちの商品、サービスに対して現場が徹底的に議論していない。

 顧客や世の中のために本質的な議論をして新しい商品を生み出していない

・人的資本、DX、ジョブ型雇用と聞こえはいいが、人をものと同等に扱っていないか?スローガンが形式になっていないか?

 かつてのソニーではEQという言葉を使い、社員の感性を大事に共感を重視した。数字や計画だけでは改革はおきない

・共感を大事にしている例では、何十年もあきらめずに「なんのために新商品を開発するのか?」を

 議論して、開発した新薬の開発。計画よりも知識想像理論を実践したエーザイ

 ホンダの「ワイガヤ」理論。現場社員と開発担当者が徹底的に議論して新製品を生み出す

参考になる記事でした。

自分が専門とする

農業や青果市場の場合は、忙しい現場でPやCAのない実行(作業)ばかりで

pDcaでしょうかね。

個人の暗黙知がそのままになっているのも、自分たちのサービスをこれからどうしていくか

徹底的に討論していないことも

市場でいえば市場移転など行政が形だけの計画を作り管理している点なども

あてはまっているなと記事を読みながら感じておりました。

自分の支援も、数値について計画を作り、月次管理をしている支援先については

数字ばかりになっていないか?

改めて反省の記事でした。

家族間、役員間、社員間の個人の暗黙知を共有知に変えて成長できる仕組みつくり

共感を大事にしたPDCAの回し方

継続できるPの作り方、CAの作成や話合いにおいて形式的にならない本人が主導になる進め方

今回の野中教授の記事を読んで

改めて参考になりました。

最後に、先日、農経新聞社主催の現地交流会で、山形県まる勘市場と河北町イタリア野菜研究会を視察させていただきました。

その時の写真です。

山形県の寒河江市のイタリア野菜研究会の圃場
法人化して販売する社員もおり、がんばっておられる姿に感銘を受けました。

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